松山市木屋町の歯医者(愛媛大学・松山大学近く)
ヨーロッパ基準をクリアした高レベルの滅菌処理
器具の消毒状態についてマスコミで取り上げられることが多くなっておりますが、当医院ではすでに滅菌に取り組んでいます。
当たり前のことではありますが、器具の安全は大事です。その安全の指標としてヨーロッパ基準というのがあります。当医院の滅菌器はヨーロッパ基準をクリアした滅菌器を配備しております。
2014年の読売新聞に歯科医院の医療機器に対する滅菌の記事が掲載されました。
「平均71%の歯科医院が歯を削る治療機器(タービン)を簡単な洗浄だけで、滅菌をしないまま使い回ししていて院内感染が懸念される」という内容です。
歯科では、器具の滅菌に高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)という機械を使用します。
滅菌力の強さはヨーロッパ規格でクラスB、クラスS、クラスNの3つのレベルにクラス分けされており、「クラスB」だけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
国内では一番レベルの低い「クラスN」のオートクレーブを使用しているが歯科医院がまだまだ多いですが、亀田歯科医院では、「クラスB」のオートクレーブを導入し、徹底した滅菌処理を行った安全な器具で安心できる治療を行います。
STEP 01
薬液洗浄
ヨーロッパ企画に準拠した歯科医専用の薬剤を用いて、器具を洗浄します。抜群の洗浄力で、頑固な汚れもしっかり除去します。
●幅広い作用範囲:バクテリア、結核菌、真菌類、ウイルス(作用限定:B型・C型肝炎、HIV、ワクシニアウイ ルスなどのエンベロープ(脂質膜を持つ)ウイルスと ノロウイルスなどの非エンベロープ(脂質膜を持たない)ウイルス)
●現行のDGHM(ドイツ防疫協会)規定、欧州規格に 準拠
●VAH(ドイツ応用衛生協会)/DGHM(ドイツ防疫 協会)認定証取得、IHO(ドイツ衛生および表面保護 商業協会)認定証取得
STEP 02
超音波洗浄
器具の隙間や目に見えないタンパク質等の汚れは超音波洗浄機を用いて除去します。超音波の気泡で手の届かない隙間の細かい汚れも洗浄します。
洗浄槽底面の特殊な形状の発振体から水に直接超音波振動を伝える「ダイレクション・ソニックストレス方式」により、従来の低周波方式にあった洗浄ムラを抑えて、洗浄槽内全体に安定した超音波が行き届きます。
STEP 03
高温洗浄
強い水流と専用の洗浄剤でタンパク質汚れを落とした後、やさしく中和します。
物理的消毒法である熱水を用いて消毒します。(国際規格に準拠した消毒を行います)
十分な乾燥により、雑菌の繁殖を防ぎます。
STEP 04
滅菌
クラスB、クラスS、クラスNそれぞれの滅菌器を使い分けて滅菌します。